輸送コスト上昇に伴い、AmazonでもFBA手数料の改定をするようです。まあ、仕方がないですよね。個人的な感想としては、「あれ?そこまで上がらないんだな」といった感じです。この記事では、FBA手数料の改定についてまとめています。Amazonセラーにとって直接的に影響のある内容ですので、シッカリ理解しましょう。
FBA手数料改定 ①在庫保管手数料(2019/2/1から適用)
やったね!在庫保管手数料がめっちゃ安くなるよ!
在庫保管手数料が安くなります!
うれしいー!
これ、毎月数十万円チャージされてる方も多いのでは?
この値引きはかなり大きいですよね。うれしいなぁ~。
小型&標準品は、従来の価格から35%OFF!
大型品に至っては、従来の価格から45%OFFです!
これは凄いことですよ!!
ただし、在庫が増える10~12月は、大型品のみ、従来の価格から15%OFFです。
小型&標準は据え置き。
在庫保管手数料について、ちょっと詳しく
在庫保管手数料は、下記の式で算出されています。
在庫保管手数料の計算式
係数 x ([商品サイズ(cm3)]/(10cmx10cmx10cm)x [保管日数]/[当月の日数]
今回の改定って、係数の値が小さくなったっちゅうことなんですよ。
2019/1/31までは、この係数9.000でした。
2019/2/1からは、次の通りです。
【1~9月】
小型&標準品 | 5.070 |
大型品 | 4.290 |
【10~12月】
小型&標準品 | 9.000 |
大型品 | 7.615 |
FBA手数料改定 ②長期在庫保管手数料(2019/2/15から適用)
ちょっぴりお得になるよ!
在庫期間365日超の商品にのみ適用となります。
以前はというと、2月15日と8月15日の年2回、倉庫内の在庫チェックがあって、この時点で半年を超える在庫期間が有った場合にチャージされていました。
今回の改定で、2019年2月15日のチェックが廃止されて、次回のチェックは2019年8月15日に!
以降は毎月チェックとなり、365日を超える在庫には従来の1/10程度のチャージがされるんだそうです。
これも、大部分の人にとっては、改定前よりもコスト減なんじゃないかな?
アップするとしたら、365日超の在庫を大量に抱えている場合なんだけど…
不良在庫そんなに抱えてたら、そもそも事業として破綻してますからね(笑)
FBA手数料改定 ③FBA配送代行手数料(2019/2/21から適用)
ゲゲッ!小型と大型品の配送料が高くなるよ!
配送料が高くなります(泣)
そのうち販売価格に上乗せされるわけだから、実際に負担するのはお客様なんだけどさ。
通販業界全体の競争力は確実に落ちますよね、配送料の高騰って。
今までが安すぎたんでしょうねー。
詳しくは、下表の通りです。
小型 | 標準 | ||||
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | ||
サイズ | 25 x 18 x 2.0 cm 未満 | 33 x 24 x 2.8 cm 未満 | 60 cm 未満 | 80 cm 未満 | 100 cm 未満 |
重量 | 250g 未満 | 1 kg 未満 | 2 kg 未満 | 5 kg 未満 | 9 kg 未満 |
配送料 | 252 円(26円) | 354 円(6円) | 397円(37円) | 419 円(59円) | 490 円(130円) |
大型 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
サイズ | 60 cm 未満 | 80 cm 未満 | 100 cm 未満 | 120 cm 未満 | 140 cm 未満 | 160 cm 未満 | 180 cm 未満 | 200 cm 未満 |
重量 | 2 kg 未満 | 5 kg 未満 | 10 kg 未満 | 15 kg 未満 | 20 kg 未満 | 25 kg 未満 | 30 kg 未満 | 40 kg 未満 |
配送料 | 565 円(57円) | 678 円(56円) | 764 円(142円) | 889 円(213円) | 940 円(264円) | 983 円(245円) | 1,393 円(5円) | 1,569 円(171円) |
()の数字は従来価格からの差分。赤字なら値上げ、緑なら値下げを表しています。
標準品に関しては、重さで金額が多少上下していたり、
下でも触れますがサイズ区分が若干変更となっているので、正確ではないです。
まあ、概ねこんな感じですよ!
ちなみに、シレっと高額商品の手数料免除が無くなっている点もお忘れなく(笑)
サイズ区分が変わってるよ!
今回の改定で、小型・標準・大型の判定基準が変わっているんですよ。
いままで標準品だったものが、大型扱いになっていたりするかもしれません。
「あれ?標準品なのに、納品先はこのFCなの?」
と思ったら、大型に格上げされていた、なんてことが有るかもしれません。
FBAへの納品の際はご注意ください!
FBA手数料改定で何が変わるか?
在庫保管料が安くなって、長期保管手数料も1年までかからない…
ロングテール商品の取り扱い数を増やすのが吉でしょうか。
季節商品をオフシーズンに刈取って、シーズンインまでFCで寝かすのも良さそう。
いずれにしても、キャッシュフローは良くないですけどね(笑)
薄利多売な商品は、しばらくは苦戦を強いられそう
冒頭でも述べているとおり、配送料は最終的には消費者が負担します。
つまり、商品価格に上乗せされるってことです。
ただし、それにはある程度の時間が必要で、それまではセラーが負担する形になるでしょう。
薄利多売な商売には痛手となりそうですねぇ…
もともと薄利なのに、今回の改定で手数料がアップするんですから。
1つ売れて数百円なんて商売をやっているところに、配送料がこれだけ上がるんです。
かなりのコストインパクトですよ!
一番影響を受けそうなのは、Costcoなのかなぁ…
FBA手数料改定 今後有利な商材は?
多少大きくても、利益額が大きな商品が有利と言えます。
倉庫料は値下げされていますしね。
利益額がシッカリ出るならば、配送料も痛くありません!
商品あたりの利益額が大きいといえば?
そう、中古品ですよね(笑)