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01. 狙うべき商品とは?

今回から、仕入編の最初の講座を始めます!

第一回目のテーマとしては、「狙うべき商品について」です。店頭に置いてある商品を、何でもかんでもリサーチしていては、時間が幾らあっても足りませんよね。

大事なのは、取り扱う商品を絞ることです。そして、取り扱う商品をどのように絞ればいいのか?その方法が、分かる方はいますか?

答えは、その商品の特徴を把握することです。

例えば…

「この商品は、利益率が少ないけど、回転数は高いな!資本がない自分は取り扱わないでおこう」

「この商品は、冬になると売れ行きが上がって、価格も高騰するな!今は、夏だから秋になったらリサーチしよう。今は無視無視!」

とこのように把握することができれば、仕入れる商品を絞ることができますよね。

今回は、この判断基準をお伝えします。また、具体的に、タカ的にオススメの商品も紹介しますね!

商品の判断基準は?

商品の判断する基準として、2つの数値を見ることで判断することができます。

その2つの数値とは…

商品の判断基準

・回転数
・ROI

「また、新しい用語が出てきた!しかも、英語も混じっている!」って思っている方、待ってください!

こちらも、1から説明しますね。

基準1:回転数

一つ目の回転数、聞きなれない言葉ですよね。自分も物販やるまでは聞いた事もありませんでした。これは商品がどのくらい売れやすいか販売効率を表す指標なんです。

有る期間、1年なら1年間の売上高を期間内の平均在庫高で割って算出しますが、少々分かりにくいですし、せどりの現場に即した数値ではないため、僕はもっと単純に、売上金額ではなく個数で考えることにしています。

期間は1か月です。

すごく簡単に言うと、その商品は、1か月で何個売れそう?これがザックリ回転数です。

例えば、カメラがAmazonで3ヶ月間にどれだけの数が販売されたかを調べることができます。仮に3ヶ月間に100台売れてるとしましょう。

そして、期間が3ヶ月間で100台なので100割る3ヶ月で「33個!」これが回転数です。

1ヶ月間の回転数33個ってことですね。

毎月安定して売れる事、不良在庫にならないことを考えれば、この回転数は高ければ高いほど良いということになりますね。

扱う商品は、回転数の良いものを選びましょう。

回転数については、Keepaという無料で使えるツールを使います。Keepaの見方については、別の講座で詳しく解説するので、そちらを見てくださいね!

基準2:ROI

続いて、二つ目、ROIです。投資利益額ってやつです。 簡単にいうと、使ったお金に対して、どれだけ利益を生み出しているのかを見る指標です。

計算の仕方は簡単です。

計算

【ROI計算式】
ROI=利益額÷仕入額x100
ROI=5,000円÷10,000円x100
ROI=50%

利益5,000円、仕入額10,000円なら5,000円わる10,000円で50%ですね。

ROIは高ければ高い程良いです。小さな資金で、大きな額稼げるってことですからね!

同じ100万円稼ぐにしても、ROI:10%だったら1000万円の投資が必要ですがROI:100%なら100万円の投資で済むということです。

ROIが高ければ、不良在庫が出てしまった時もダメージは大きくありません。仕入れ値が低くて、沢山稼げる商材ってことです。

ですから、なるべく高いジャンルを狙いましょう。

回転数とROIで商品分布を作る!

よし、「回転数」と「ROI」は、わかったよー!となったら、回転数の軸とROIの軸で商品分布を作っていきましょう!

そうすると、4つの特性を持つ商品に分かれます。

1つ目は、回転数が高くてROIが高い商品で、一番美味しい花形です。出来るだけ、こういった商品を扱いたいですね!

そして、2つ目が回転数が高くてROIが低い商品で、金のなる木です。3つ目は、回転数が低くてROIが高い商品で、問題児です。そして最後に、回転数が低くてROIも低い商品で、負け犬です。

それぞれに、特性があるので解説しますね!

花形

花形は、収益性の高い主力商品です。中古せどりで、花形となりやすいのは、トレンド商品と季節商品になります。

トレンド商品は、メディアで話題になって爆発的に売れている商品のことです。トレンド商品の特徴としては、次が挙げられます。

花形の特徴

・メディアで紹介された
・インフルエンサーが使っていた
・最先端の技術を搭載した

季節商品は、扇風機とかファンヒーターとか四季の変化にまつわる商品です。暑い夏、寒い冬など、季節感が濃いほど売れ行きが良くなります。また、入学シーズン、行楽シーズンなど、カレンダーに影響される商品も季節商品です。例えば、電子辞書などがそうです。

こう言った商品は、需要が一気に高まるため回転数が高くなり、ライバルも少ないためROIも高くなる傾向になります。

金になる木

金になる木は、売れるが利益は少ない商品なので薄利多売系の商品です。中古せどりで、金になる木になりやすいのは、ロングセラー商品です。

ロングセラー商品は、長期にわたって継続的に売れている商品のことです。ロングセラー商品の特徴としては、次が挙げられます。

金になる木の特徴

・生活するうえで必要不可欠
・消耗品
・継続してある程度の需要がある

例えば、電球、電池、オムツ、洗剤などがあります。利益が小さいですが、売れ行きがいいので、安定して利益を出すことが強みになります。

問題児

問題児は、なかなか売れないけど高利益な商品です。中古せどりで、問題児になりやすいのは、マニアック商品です。

マニアック商品は、大衆でなくあるジャンルのコアなファンに人気な商品のことです。マニアック商品の特徴としては、次が挙げられます。

問題児の特徴

・ほとんどの層に需要がないが、一部の人たちには人気がある
・生産数が少ない

マニアック商品の代表としては、アニメフィギュアなどです。フィギュアは興味のない人からしたらそこまで価値のないものですが、ファンからしたら大金を払ってでも欲しい価値があるのです。

ましてや、そのフィギュアが限定品であったり、生産数が少なめのものであったりすると、びっくりするほど高値で売れることもあります。特に女性キャラクターのフィギュアは高値になる傾向が高いような気がしますね。

問題児は、少し在庫期間をとりながら高利益で収益を上げてくれるのが強みです。

負け犬

負け犬は、不良在庫になる商品です。取り扱わないようにしましょう。メーカーが製品開発で失敗した売れない商品なので、仕入れても売れていきません。また、昔は売れていたけど、今は売れない時代遅れな商品だったりもします。

オススメの商品カテゴリーを紹介

それでは、具体的に、AURで取り扱って欲しい商品カテゴリーを紹介します。その商品カテゴリーとは、7つあります。

取扱商品カテゴリー

・大型家電:8%
・カメラ:8%
・パソコン・周辺機器:8%
・エレクトロニクス(AV機器&携帯電話):8%
・スポーツ&アウトドア:10%
・おもちゃ&ホビー:10%
・楽器:8%

この商品カテゴリーを、なぜ紹介したかと言いますと、先ほど紹介した「花形」「金になる木」「問題児」に当てはまり、尚且つAmazon手数料が低い商品カテゴリーだからです。まずは、この商品カテゴリーにマッチした商品を取り扱うことをオススメします。

そして、それぞれの商品カテゴリーを、先ほどの商品分布にマッピングしてみたいと思います。

大型家電:8%

まずは、大型家電です。大型商品は、「加湿器」「ストーブ」「オイルヒーター」「サーキュレーター」などの季節家電が該当します。そのため、シーズンに入ると回転数が高く、ROIも高くなるので花形に分類できます。

納品の手間もありますが、あまりに大きい場合は、自己発送で発送します。

カメラ:8%

次は、カメラです。カメラは、一般大衆向けのデジタルカメラと、プロ向けの一眼レフカメラに分けられます。デジタルカメラは、需要が高く回転数が高く、ROIも比較的に高いため花形に分類できます。

一眼レフカメラは、そこまで需要が高くないですが、その分ROIが高いため問題児に分類できます。

「一眼レフカメラ」は、お客様が商品知識に詳しいため、商品コンディションが良いものを選びましょう。

パソコン・周辺機器:8%

次は、パソコン・周辺機器です。こちらは、マウスやキーボードなどの周辺機器になります。こちらは、回転数が高く、ROIが低いものから高いものまであります。そのため、金のなる木、花形に分類できます。

「Logicool」「Microsoft」「Razer」といった、高単価な商品を狙うといいです。

エレクトロニクス(AV機器&携帯電話):8%

次はAV機器です。こちらは、HDDプレーヤー・DVDプレーヤーなどのAV機器になります。イヤフォンやヘッドフォンなども仕入れできますので、併せて見ていくようにしましょう!AV機器も回転数が高く、ROIが高いため花形に分類されることが多いです。

スポーツ&アウトドア:10%

次は、スポーツ&アウトドアです。こちらは、キャンプ用品・ゴルフ用品・マラソン用品などのスポーツ用品になります。キャンプ用品は季節商品なので、時期に合わせれば、花形になります。

そして、ゴルフ用品は、ゴルフナビやゴルフ用スマートウォッチなど単価が高い商品が多いためオススメです。マラソン商品は、GARMIN(ガーミン)などのマラソン用スマートウォッチが単価が高いためオススメです。ゴルフ用品・マラソン用品も、花形になる商品が多いです。

・おもちゃ&ホビー:10%

次は、おもちゃです。こちらは、「LEGOなどの大衆向けおもちゃ」から「マニアック向けのフィギア」があります。「大衆向けおもちゃ」は、一般の方が買うため回転数が高いです。

そして、クリスマスシーズンなると高利益で売れる季節商品があるのでオススメです。「マニアック向けのフィギア」は、求める層が少ないため回転数は低い印象です。しかし、限定品やレアな付属品が付いていると高値で販売できます。

・楽器:8%

次は、楽器です。楽器と聞いたら、ギターやベースを想像しますが、その分野は、初心者に難しいため、PA音響機器を狙いましょう。PA音響機器とは、「マイク」や「スピーカー」「ミキサー」などの音響に関わる機器のことです。

コレらの商品も、小さいながらにして高単価な商品が多いです。回転数も申し分なく、ROIも高いです。

コレらの商品を、まずは仕入れていきましょう。

しかし、「花形」だけを仕入ればいいんだ!と考えた方はちょっと待ってください。「花形」商品は、みんなが狙っている場合が多く、仕入が難しくなります。オススメは、取り扱う商品を、次の比率で分けて欲しいです。その比率とは、

取扱比率

・花形:7割
・金になる木:2割
・問題児:1割

この比率で仕入れるようになれば、花形商品でベースの売上・収益を上げて、金になる木商品で売上を上げていく、高利益の問題児商品で純利率を底上げすることで、バランスよく販売することができます。

そして、金になる木、問題児は、それぞれデメリットがあるため、花形に比べてライバルが少なく仕入れやすいです。

このように、バランス良く運用していきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?どのような商品を仕入ればいいか分かったと思います!自分なりにどういった商品を取り扱っていいかシミュレーションしてみましょうね!

では、本講座のまとめです!

本講座のまとめ

(1)商品特性は回転数とROIで判断しよう

(2)商品特性は「花形」「お金になる木」「問題児」「負け犬」の4つのタイプがある

(3)オススメの商品カテゴリーは、

・大型家電:8%
・カメラ:8%
・パソコン・周辺機器:8%
・エレクトロニクス(AV機器&携帯電話):8%
・スポーツ&アウトドア:10%
・おもちゃ&ホビー:10%
・楽器:8%

(4)取扱商品比率は、花形:7割、お金になる木:2割、問題児:1割

はい、では、今回の講義は以上です。

最後まで、ありがとうございました。

それでは、次回の講義でお会いしましょう!

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