01. 初心者に捧ぐ基礎知識まとめ

せどりの語源。意外と知らない昔と今の使われ方の違い。

こんにちは。タカです。

今回の記事では「せどり」の語源について解説したいと思います。

僕が何気なく使っているせどりという言葉ですが、一般的にはあまり馴染みのある言葉ではありません。

僕僕もせどりを始めるまでは、せどりという言葉を聞いたこともありませんでした。

一般的には「転売」という言葉の方が有名で同義に使われていますよね。

今回その語源が不明な「せどり」という言葉について迫っていきたいと思います。

 

 

せどりの語源はいろんな説がある

せどりの語源についてなんですが、いくつか説がありますので1つ1つ解説していきます。

 

米の競り売りが語源説

まず始めが米の競り売りが語源となっている説です。

Wikipediaでは下記のように記載されています。

 

一般的にはひらがなで「せどり」と書く。辞書では「競取り」という漢字が当てられているが、元々は「糶取り」という字が使われていた。

「糶取り」の「糶(ちょう、せり、うりよね)」とは、「米を売りに出す」の意で、そこから「米の競り売り」や「行商」のことを指す。漢字としては「出+米+翟(=擢:抜き出す)」から成り、貯蔵してあった米を選り出して売りに出すことを意味し、そこから転じて多くの物の中から選び出して売ることを「糶取る(動詞)」または「糶り取る」と言う。「糶取り」とは「糶取る」の連用形である。

『書物語辞典(1936年 古典社)』によると、語源は不明。漢字は当て字で「糶取」「背取」などと書き、『せどりの營業は、店舗から店舖を訪問して相互の有無を通じて口錢を得るのを目的とする。即ち甲書店の依頼品を同業者間をたづね歩き値の安きを求め其の間に立つて若干の利得をする(同書より)』との事で、書店同士の売買の仲介をする事、またはそれを生業とした者を指す。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

元々は米の競り売りや行商から生まれた言葉だという記載があります。

正直、この説は僕も初めて聞きました。

米の競り売りっていうと、いつから行われたのかはわかりませんが結構昔からあったと考えられます。

せどりって歴史が長いんですね。

今でも米業界ではこのせどりって言葉は普通に使われているのか気になります。

 

また、現在では多くの物の中から選び出して売ることをせどりと言うとの記載もあります。

つまり現在はジャンルを問わず、物を安く仕入れて高く売ることをせどりと呼んでいるようです。

たしかに現在は本せどりや家電せどり、おもちゃせどり等ジャンルを問わず様々な使い方がされていますね。

 

 

古書業界用語が語源説

次に古書業界用語が語源説です。

こちらもwikipediaに下記の記載がありました。

 

「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ(転売)」こと、またはそれをする者を指す。同業者の店頭から高値で転売する事を目的に「抜き買い」するため、せどり行為は業界内では嫌われる。一方、本の希少価値にこだわらない、大量仕入れ、大量販売形式の大規模古書店においては、「一度に数十から百冊の本を買ってもらえる」「長期在庫が減る」ということから、せどりが必ずしも嫌われているわけではない。

古書業界で使われている「せどり」は、業者間の「競り」から来た言葉で「競取り」と書く。古書組合などの業者間の競り売りは、主に束売りで行われるため、欲しい本を競り落とすためには必要のない本まで買わなければならない場合がある。その場合、競り落とした後に必要な本を抜き出し、必要のない本は何らかの形で処分する事になり、結果として「必要な本だけを抜き出す」事になる。そこから「多くの本から必要な本だけを抜き出す」行為を「競取り」と言うようになった。現在の古書業界では店舗を回って在庫を集め、ネットで売りさばく「せどり師」と呼ばれる人々による古本屋も存在する。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

せどりという言葉はもともと古書業界で使われていたと記載があります。

業界内では「多くの本から必要な本だけを抜き出す行為」をせどりと呼んでいたようです。

たしかにせどりと聞くとまず本が代表的ですので説得力があります。

本せどりって多くの本から利益が取れる本だけを抜き出していく作業ですからね。

 

また、よくせどり業界で言われている説で本を仕入れる際に本の背表紙だけを見て仕入れて行くことから、「背表紙を見て取る=背取り」という説もあります。

実は僕はこの説を結構信じていました。

せどりというと本せどりが代表的ですし、語源の説明もやけに納得できましたからね。

 

現在は意味が少し変わり「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ(転売)」行為及びそれをする者をせどりと呼ぶと記載されています。

こちらの記載ではあくまでジャンルは古書限定です。

ただ現在はせどりという言葉はオールジャンルに使われています。

せどりという言葉自体が定義が曖昧に使われていますので、時代と共に広義に使われ始めたのかなと思います。

 

 

せどり屋が語源説

最後に紹介するのが昔あった「せどり屋」という商売が語源という説です。

こちらもwikipediaに下記の記載がありましたので引用させてもらいます。

 

過去には、店を持たずに各地を回り、自分の知識と目利きを頼りに仕入れた商品を同業者に販売したり、注文を受けた本を探し出して手数料を受け取ったりする「せどり屋」という商売があったが[1]、現在では新古書店等で安く売っている商品や古紙回収で集めた書籍を、主にインターネットを利用して販売する事を「背取り(せどり)」と言い、せどりをしている個人や業者を「せどらー」などと呼ぶ。リサイクル業務の一つに分類できる。[要出典]。本の背(背表紙、タイトル)で仕入れを判断することからこの字が当てられる[2]。坪内祐三はブックオフなどで、携帯やスマホのバーコードリーダー(アプリ)でAmazonの買い取り価格をチェックしつつ仕入れる本をチェックすることを「Amazonせどり」と表現した[2]

本に限らず、CD、DVD、ビデオソフト、ゲームソフト、カレンダーなど、インターネット上に中古市場の存在する多くの媒体が販売ルートとなっており、「せどり」を指南するウェブサイトやノウハウ(情報商材)を売る商売、または専門の塾やセミナー、ツールも存在している。[要出典]

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

こちらには昔「せどり屋」という商売があり、それが語源になっていると記載されています。

このせどり屋という商売がどういう商売だったかですが、このように記載されています。

 

メモ

せどり屋とは?

店を持たずに各地を回り、自分の知識と目利きを頼りに仕入れた商品を同業者に販売したり、注文を受けた本を探し出して手数料を受け取ったりする商売

 

この仕事って結構今のせどりに似てますよね。

大きく違うのは昔のせどり屋さんは同業者に販売していたということです。

今のせどりって販売先は消費者ですよね。

おそらく昔はインターネットが普及していなかったので現在のようにネットで物を売り買いするのは難しかったのでしょう。

その為、店舗を持たないせどり屋さんは消費者に販売できず、販売先は必然的に同業者になります。

今はネット上に自分の店舗を持てるようになった為、僕個人でも簡単に消費者に販売できるようになりました。

 

せどり屋の方々は各地を走り回り、需要と供給のバランスが崩れている物を見つけては仕入れ、販売を行っていたんだと思います。

もちろん、モノレート等も無い為、仕入れは完全に自分の目利き頼りになっていたでしょう。

その頃に比べると今のせどりはめちゃくちゃ楽ですよね。

これで大変とか言ってたら昔のせどり屋さんに笑われてしまいます。

 

また、注文を受けた本を探し出して販売も行っていたようですね。

よくせどりは"物探しの代行業"なんて言われたりもしますが、まさにその通りですね。

 

 

現在では下記のように意味が変わっているとも記載されています。

 

メモ

現在のせどり

新古書店等で安く売っている商品や古紙回収で集めた書籍を、主にインターネットを利用して販売する事。

本に限らず、CD、DVD、ビデオソフト、ゲームソフト、カレンダーなど、インターネット上に中古市場の存在する多くの媒体。

 

たしかにせどりという言葉は本に限らずオールジャンルで使われています。

販売先もインフラが整備されたおかげでネット販売がメインになりました。

このせどりという言葉が一般的になったのにはネットの普及が大きく影響していると思います。

ネット上に簡単に自分の店が持てて、多くの消費者に商品を売ることができるようになったのは昔から考えたら凄いことですよね。

昔は店舗を持たないと消費者に物を売るのは難しかった訳ですから。

 

 

結局、語源の正解は

せどりの語源について3つの説を紹介しましたが、結局正解はというと・・・

 

明確な正解はありません。

 

すみません、はっきりしない結論で。

それぞれの説について僕なりにも調べてみたのですが、結局明確な答えにはたどり着けませんでした。

今は人に聞かれた時は自分の好きな説で話していいと思います。

ちなみに自分は本仕入れの際に「背表紙を見て取る=背取り」説が結構好きです。

 

 

現在のせどりの意味

様々な語源があるせどりですが現在はどんな意味で使われているでしょうか。

現在は「安く買って、高く売る行為」をせどりと呼んでいます。

特にジャンルも限定されていません。

昔と比べ非常に広義な意味で使われていますね。

 

現在のせどりについても記事を書いています。

興味のある方はこちらからどうぞ。

 

せどりとは。図解でビジネスモデルを徹底解説!

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まとめ

今回せどりの語源についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

明確な結論にはたどり着けませんでしたが、様々な説があって面白いですね。

みなさんはどの説が一番正しいと思われますか。

良かったらブログ問い合わせより、あなたの意見をもらえると嬉しいです。

 

また、せどりって英語で何て言うの?という記事も書いています。

ご興味がある方は是非どうぞ。

 

せどりって英語で何て言うの。答えはめっちゃ意外だった。

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タカ

自分の知らない分野にも恐れず挑戦する開拓者。建築関係の仕事をしていたのに、畑違いの物販でも結果を出せるのは人一倍努力しているから。学習意欲が高すぎて、本を読みながら街を歩いていることもしばしば!副業で取り組んだせどりでも本業の収入を超えるのに3か月で達成。データ分析が得意。というか、やり過ぎなくらい分析してる。大量のデータに裏打ちされた独自のせどり論で荒稼している。仕事での海外経験も豊富で英語も堪能。豊富な海外経験からグローバルな視点を活かし、海外メーカーの代理店なども手掛けている。趣味のサーフィンも大会で上位に食い込むほどの実力者。←友人に評価してもらいました(>-<;)

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