
昔は稼げたって聞くけど、今はブックオフもアマゾンの価格に合わせているって話を聞くので、稼げるのか不安です。
しかし、実際にはまだまだやり方次第で古本せどりでも稼げます。
この記事では、古本せどりについて実際に経験してきた経験談も交えながら、読者の皆様が感じている悩みの解決に少しでも役立てていただければと思いますので、よければ最後までお付き合いください。

古本せどりとは?
まずは古本のせどりについて知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、そちらから説明させていただきます。
簡単にいうと、ブックオフやメルカリ、ヤフオクなどの古本を安く仕入れて販売し、利益を上げることを言います。
古本のせどりは、初心者には学ぶことが多く、低リスクでせどりの学習ができる最高の環境だと僕は考えております。
仕入れ資金があまり用意できないけど、将来的にはせどりに大きく投資して稼いでいきたいと考えている方もいるかもしれません。
そういった方は、最初から新品せどりや中古せどりを行なってキャッシュフローが厳しくなるよりは、ブックオフでせどりの勉強をして自信をつけてからでも遅くはありません。
古本せどりのメリットってなに?
古本せどりでもメリットは主に下記の5つがあげられると思います。
・低リスクハイリターン
・ライバルはいるが初心者でも稼ぐことは可能
・セット本せどりはリスト化することで大きく利益をあげられる
・出品制限がない
・物が小さいのでスペースをあまりとらない
・仕入れできる場所が多い
これらについて一つ一つ説明していきます。
低リスクハイリターン
古本せどりの最大のメリットは、「低リスク・ハイリターン」ということです。
ここでは、一般的な古本せどりを行う場所であるブックオフを対象に説明させていただきます。
ブックオフでは、1冊あたり108円で仕入れることができ、数千円にもなる利益商品が眠っていることが多々あります。
108円で仕入れた本が数千円になったら、資金が少ない人でも稼ぐことができますよね。
そして実際に売れるかわからず仕入れに迷う時もあります。
僕でもまだ迷うことがあります。
そんな時に、古本せどりならばリスクが少ないため、失敗しても大きな損失にならないので、どんどんチャレンジしていくことができます。
ライバルはいるが、初心者でも稼げる
ブックオフにいったことがある人ならわかると思いますが、せどりをやっている人が店内に何人かいるのが当たり前の世界です。
しかし、奥井することはありません。
何も利益商品を見つけられずに帰ったことは一度もありません。
本の数は膨大な分、利益商品が何も残っていないなんてことはありません。
セット本せどりはリスト化することで大きく利益をあげられる
これは人それぞれ考え方があると思いますが、セット本仕入れをするためにはリスト化が必須だと考えております。
店頭でリサーチすればいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、店頭で検索していては、時間がいくらあっても足りません。
1日の利益額を伸ばすためにも、効率化としてリストを構築することをオススメいたします。
リストはネットに掲載されているような記事の情報ではダメです。
特によく店頭で見かける商品などは要注意です。
すぐに飽和してしまい、売ろうとする頃には出品者が大量に増えてしまいます。
ネットの情報に一手間加えるだけで、利益商品は大量に見つかります。
是非ネットの情報をヒントにして深堀してみれば、他の人は見つけられない商品が見つかりますよ。
出品制限がない
Amazon販売をすると、最初に出品制限という壁にぶち当たります。
SONYなどの大手メーカーの商品には出品制限がかけられており、卸からの領収書が必要など、なかなか面倒な審査があります。
しかし、本には出品制限がないため、気軽に出品することができます。
これも初心者の方には優しいですよね。
商品が小さいので場所を取らない
せどりでは、場所の問題も大きく関わってきます。
ジャンクプリンターなどを扱っていると、部屋のスペースがいくらあっても足りません。
ある程度の大きさがないと成り立たないせどりもあります。
しかし、古本せどりではそこまで場所も取らず、FBAを使った配送であれば、そこまでスペースもいりません。
仕入れできる場所が多い
そして、ブックオフは何と言っても店舗数が多いのが利点です。
せどりをしていると、どうしても交通費がかかってしまい、仕入れで利益が出ているのに実際にマイナスになっているなんでことはよくあることです。
しかし、古本を扱っているのはブックオフだけではなく地域の書店やネットなど様々な仕入先があります。
交通費や梱包費用などもしっかり含めて利益が出せるようになりましょう。
古本せどりにはデメリットもある
メリットだけではなく、デメリットについても説明していきます。
・検品に時間がかかる
・純利益額が低い
・セット本の梱包が面倒
それでは順に解説していきます。
検品に時間がかかる
古本なので、前に使用していたがペンで字を書いていたりマーカーを引いていたり、またはページが破れていたりなど、様々な状態が考えられます。
自分が買った本に落書きがあったら嫌ですよね。
そういったクレームのリスクを下げるために、検品もある程度行わなければいけません。
しかし、検品で入念に1ページ1ページ見る必要はないと僕は思います。時間がかかりすぎるからです。
実際に、そういったクレームは一度も受けていません。
パラパラでもいいので、返品率と時間効率を考えて、自分なりの基準を決めていくことが大事です。
特に注意なのは、参考書や医学書、絵本などです。
ブックオフは落書きのあるものを販売してはいけないことになっていますが、どうしても全部チェックが行き渡っておらず、落書きされている本も多々あります。
仕入れの段階で注意して確認してみてください。
純利益額が低い
中古せどりに比べると、仕入れ資金が少ない分、どうしても利益額も少なくなってしまいます。
もちろん、工夫次第で利益を最大化していくことはできると思います。
ですが、ブックオフなどの店舗せどりだけでは限界があります。
交通費・梱包費・送料などもバカになりません。
よく、送料抜きをして、送料の差額で稼ぐのがいいという人もいます。
ですが、自己配送で手間もかかる上に梱包費や作業時間なども考えて、それでも利益が見合うだけ取れるのであれば、仕入れをしてください。
そこまで考えずに仕入れをしてしまうと、数十円のためだけに、多大な時間をかけてしまうなんてことにもなりかねません。
僕の基準としては、単巻で出品できる商品には梱包費などを差し引いて最低でも100円以上の利益がでる商品でなければ仕入れません。
そういった、自分なりの基準を設けることによって、純利益を増やしていってください。
セット本は梱包が面倒
セット本は梱包するのが面倒です。
関数が多いものになると、50巻を超えるものもあります。
これを梱包するのが結構手間なんです。
なるべく手間をかけず、効率的に梱包できるように、僕はOPPロールを使った梱包をしております。
実際に使っている梱包場の画像がこちらです。
巻数が多くなると重いし大変です。
ブックオフが稼げる理由
「ブックオフはAmazonの価格に合わせてるって聞くのになんで稼げるの?」そういった疑問を持つ方もいるかもしれません。
詳細は発表されていませんが、確かにブックオフの値付けは、Amazonの価格に近似しています。
しかし、よく考えてみてください。全部がAmazonの価格に合わせていても、そこにその本が欲しい人が来店しなければ、その本はただの不良在庫になってしまうだけです。
お店側としては、商品をどんどん回転させていきたいでしょうから、当然値下げしてでも売りきりたいと考えます。
そうして値下げされた結果、利益の出る商品が生まれます。また、値付けした後に値上がりした本や、店舗独自の価格を付けているものも、利益が取れる商品の対象です。
それに、セット本に関しても、セットになるから価値があるものなので、108円での仕入れで数店舗回って全巻揃えることで利益を生み出すことも可能です。
これらのことから、ブックオフはまだまだ稼ぐことができます。
最初の頃は利益商品を見つけられず焦ってしまうかもしれません。
しかし、何回か諦めずに挑戦してみてください。
必ず利益を生み出すことができるはずです。
仕入先ってどこがいいの?
古本せどりの仕入先で有名なのはブックオフですよね。
でも仕入先はブックオフだけではありません。
ブックオフに固執せず、いろいろな仕入先を見つけましょう。
今回は4つの仕入先を紹介いたします。
ブックオフ
一般的な仕入先です。
108円で仕入れが出来、セット本せどりをする際などにもとても仕入れやすく、本だけでなくCDやDVDなどの仕入れも同時に行うことができます。
しかも、商品のバーコードが隠れている商品でも、インストアコード(ブックオフ独自のコード)を読み取ることのできるアプリが多数存在しているので、検索が楽です。
ライバルが多い印象ですが、仕入れは今でも全然できます。
メルカリ
メルカリでも仕入れは可能です。
出品者からしたら不要となったので処分したい商品でも、まだまだ高値で取引されているものもあります。
まとめ売りされている商品でも利益が取れる商品がある場合もありますので、チェックしてみてください。
ネット仕入れの場合に注意しなければいけないは、送料がいくらかかるのか、出品者負担なのか購入者負担なのかです。
そういった金額もしっかりと計算に入れて仕入れを行なってください。
ヤフオク
ヤフオクでも利益商品が手に入ります。
引越しなどで大量に出た本を処分するために1円出品している人や、全巻セットで1円出品している人など、様々な形態で売られています。
ヤフオクのいいところは、実際に利益の取れる商品かどうかをリサーチができ、送料、落札金額、梱包費なども含めて計算し、自分の基準で入札金額を決めることができる点です。
深追いしすぎて利益が取れなくなることのないように、考えながら仕入れをすれば稼げます。
その他書店
古本を取り扱っている場所は、ブックオフだけではありません。
夢大陸や万代書店のようななんでも取り扱っている大型店舗やときわ書店、古本市場、ローカルの書店など、数え切れないほど古本を取り扱っている店舗は存在します。
ブックオフはアマゾンに近い値付けをされていると言われていますが、そのほかの店舗は店独自の値付けが多いように感じます。
店舗によってはお宝の山のような店舗も存在します。
交通費は少ないに越したことはありませんので、是非地元や仕入れに行く先の周辺の古本屋を事前に調べておくことをお勧めします。
仕入れの仕方はどこの店舗も変わりません。
店舗によってクセがありますが、それを把握することでほかのライバルに差をつけることもできますよ。
古本の仕入先は多数存在します。
ブックオフだけにこだわらず、いろいろな店舗を回ってみてください。
きっと仕入れの幅が広がります。
古本のせどりで使えるアプリはこれだ!
古本を仕入れる際にどんなアプリを使って仕入れをすればいいのか分からないという人のために、僕が使用しているアプリ2つをご紹介いたします。
Amacode(アマコード)
アマコードはせどりで必須のアプリといっても過言ではありません。
特にブックオフではインストアコードというブックオフ独自のバーコードの値札が貼っているのですが、そちらも読み取ることのできる機能がついているため、バーコードが読めないようにシールが貼られていても安心です。
詳しくはAmacode(アマコード)の使い方についての記事を参考にしてください。
ZAICO
古本のせどりで、特にセット本のせどりをする場合は特に在庫管理を注意して行わなければなりません。
同じ巻を買ってしまうことを防ぐためです。
僕も在庫管理をしていなかった最初の頃は同じ巻を3巻も買ってしまったことがあります。
案の定、当分の間不良在庫となってしまいました。
そういったことを防ぐために、在庫管理は必須です。
そこでオススメなのがZAICOです。
在庫管理で何巻まで買ったかをメモしておき、仕入れる際に迷ったら確認することで、同じ巻がかぶってしまうことがなくなりますので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
今は便利なアプリが無料で使える時代です。
自分にあったアプリを使いこなして、効率を上げていきましょう。
【要注意】古本の仕入れでの注意点
古本を仕入れる時に、注意しなければいけないことは、店員の会計ミスです。
ブックオフなどでは、会計の際に一個一個バーコードを読み取って計算をしません。
店員が数えて、手打ちで入力するのです。そこには、必ずミスが発生します。
しかも、数が多ければその確率は増します。
僕も10冊分間違えて計算されてしまっていたことがありました。
古本のせどりで10冊分、損失として1080円です。これは相当な痛手ですよね。
そういったことが日常的に起こるのが古本せどりです。
店舗で自分である程度何円になるのか計算するのに、そこまで時間はかからないと思うので、ざっくりと計算はしておくことをオススメいたします。
それでもミスに気づかないこともあると思います。
必ず管理シートを作成して管理をしておいてください。
後から気づいた場合でも遅くありません。購入した店舗に電話をかければ対応してくれます。
まとめ
この記事のポイント
- 古本せどりはまだまだ稼げる!
- 仕入先は多く存在するので、自分にあった仕入れをしよう
- アプリを使って効率を上げよう
- 会計ミスに注意して利益を減らさないようにしよう
以上、古本せどりについてまとめさせていただきました。
古本のせどりは、人によって仕入れ方には資金や使えるスペース、仕事事情などから、その人にあった仕入れ方が異なってきます。
この記事を最後まで読んでいただいた方のお力に少しでも慣れたのであれば、幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。