無在庫転売は在庫を持たないから、キャッシュフローの面でリスクが有りませんね。その為「リスクが全くない転売方法」として手を出す方が後を絶ちません。さて、この手法本当にリスクが無いんでしょうか?この記事では、無在庫転売の危険性について解説致します。知らずに加害者にならないようにして下さいね。
無在庫転売のリスクについて勘違いしていませんか?
他人物売買が問題じゃない
無在庫転売とは、買い手を付けてから仕入れるので、在庫をする必要が有りません。必ず儲かる金額で買い手を付けるし、入金が先にされているので、自己資金がマイナスに振れることが一瞬たりともないのが特徴です。この点においては、他人物販売といわれるやつで法律的にも問題ナッシングです。
無在庫転売の真のリスクはココじゃありません。
アカウント停止が問題でもない
無在庫転売のリスクとしてよく挙げられるのが、アカウント停止です。
というのも、多くのフリマサイト、オークションサイトでは、手元に商品が無いものを出品することを規約で禁止しているからです。
遠方の自社倉庫に有る場合はどうなんだ?とかいろいろ疑問は有りますが、運営側のさじ加減で結構簡単にアカウントは止められます。
が、これも無在庫転売の真のリスクではありません。
確かに、アカウントを止められて「アイタタタ…」となりますが、こんなもん幾らでも作れますからね。
アカウントを作るには時間も掛かって面倒くさいので、リスクっちゃリスクなんですが、そんな小せぇことを言いたいわけじゃないんですよ僕は。
特商法及び個人情報保護法に抵触している
普通に法律違反してるっていうのが本当のリスクです。リスク云々を議論するまでもなくやっちゃダメです(笑)
多くの無在庫転売者は、手元に商品が無い状態で販売をしており、コンディション・真贋の判定等が疎かになります。この辺が特商法に違反。
そして、多くの無在庫転売者は、仕入れ先から購入者に直接商品を送っていると思います。この辺が個人情報保護法違反。
(もちろん、双方の合意を得ているなら問題ありませんよ?)
法律にはいろいろな解釈がありますけどね、都合のいいように解釈しすぎてませんか?そのうち逮捕者が出るんじゃないかって、心配しとるわけです。
知らずに加害者にならないように気を付けて下さいね。
無在庫転売のリスク 加害者にならない為に
商品は、一旦自宅に持ってこようね
これさえ守れば、特商法も個人情報保護法も怖くないですね。
一度自宅でコンディションを確認していますし、第三者にも購入者の個人情報を漏らしていません。
…ん?それってただの電脳せどりじゃん!
と思ったあなた!そうなんですよ。結局そうなります。
電脳せどりするなら、本人確認も徹底しようね
法律に乗っ取ってまっとうなビジネスをしようと思ったら、結局はココに落ち着いてしまいます。ちなみに、ビジネスとして仕入れをする場合には、非対面取引における本人確認の方法に気を付けて下さいね。
非対面取引における確認の方法
インターネット利用やFAX、電話による受付など、取引相手と対面しないで古物の買い受け等を行う(非対面取引)場合、相手が申し立てた住所、氏名等が真正なものであるか、「なりすまし」ではないか、を確認する必要があり、そのための措置が
古物営業法第15条第1項第3号、古物営業法規則第15条第3項第1号から第9号、第11号から第13号
で規定されています。
またこれを怠ると違反となり、処罰されることがありますし、盗品の処分先として利用された場合は、皆さん自身も損害を被ることがあります。
1万円以上の商品を買い取る場合は本人確認が必要です。
やるなら1万円未満にしましょうね。
電脳せどりも、仕事として行うならこういう事もしなきゃいけない訳ですよ。
現に、大手のネット買取業者も昨年はこの対応に追われました。個人事業者は知らんぷりして仕入れている現状もありますんで、そのうち見せしめ逮捕有ると思いますよ。脅しじゃなくてね?(笑)
大手さんみたいに、ガッツリ仕組み化しなきゃ手を出せませんなぁ…
知らずにやってて、盗品だの偽物だの売っちゃったら一大事ですから、その辺はシッカリやっときましょう。
無在庫転売のリスク やめておいた方がいいよ
マジで!やめておいた方が良いですって!リスキーすぎます。
地雷原をはだしで全力疾走するようなもんです。やれば結果が出ますとか、そういう次元の話じゃない事に気が付いて下さい…。
ビジネスとしてそもそも破綻していますので、絶対に手を出してはいけません。絶対にですよ!
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