この記事では、商品の価格改定について書かれています。在庫が思うように売れていない方は、是非目を通して下さい。出品価格を見直すだけで劇的に改善するかもしれませんよ?
仕入れただけで満足してませんか?
せっかく仕入れてきた商品も、売れなかったら箪笥の肥やしです。
それどころか、Amazonの倉庫に納品していたら倉庫利用料が掛かっていますから、
箪笥の肥やしどころか穀潰しです。
世の中には、
『超速!1時間で5万円利益』『入店10分で3万円の利益ゲット』
みたいなタイトルの仕入れ動画が溢れかえっていますが、
商品は売れて初めて利益が出る
という、当たり前のことを忘れては行けませんからね?!
そりゃあ派手なタイトルにした方がマーケティング的には有利ですし、仕入れがせどりの華なのも分かるんですが、カンタンに儲かるようなことを連想させるこの手のタイトルは、個人的にはあまり好きくない。
同じような書き方だったら、僕だって数十万円(15分で20万円とか)なんて毎週仕入れてますし、時給200万円を超えるような商材を僕が仕入れてきたりもしました…
が!そういうことは書くつもりありません。瞬間最大風速を書いたって意味ないでしょ?
いや、実際に時給数万円出るのも確かなんですけど、そこまで行くのに相当な研鑽を積むことになる(知識も技術も人脈もシステム構築も)ので、勘違いされてこの業界に飛び込んだ方は、現実とのギャップに挫折すること請け合いです。
だから書きたくないんです。
努力量に応じた稼ぎしか入ってきません。
ちょっと話が逸れましたが、
言いたいことは、仕入れただけでこのビジネスは完結していないってこと。
戦においては、勝って兜の緒を締めよと言いますが、
転売ビジネスにおいては、買って兜の緒を締めよってことです。
差がつくのは仕入れではなく販売
仕入れがピッチャーだとするならば、売り方はその他の守備陣です。
打たれても周りがフォローしてくれるから、
ストライクゾーンギリギリいっぱいに自信をもって投げ込める訳です。
それと同じで売り方に自信があると、安心して仕入れられます。
仕入れられない商品は、売る自信が無い商品ってことでしょ?
売り方が上手になると、仕入れ基準が緩くなるんですよ。
購入数も増えるので時給も上がります。
ということは、売り方を学ぶということは、仕入れを学ぶに等しいということ!
売り方と仕入れを相互に改善することで、せどりの実績は伸びていくんです。
売れる商品を探すのは大事ですが、
売る自信がある商品を増やす事にも力を入れて下さいね。
僕は、誰もが「売れない」と思って手を出さないジャンルを売る技術を身に着けたおかげで、そのジャンルだけで年間3000万円以上の売上、毎月100万円の利益を達成出来ています。
もちろん、仕入れから出荷までオートメーション化してですよ。
売り方を研究することで、こんなことも可能なんです。
脱線してしまうので、この記事ではこれ以上触れませんが…
いいですか!?売り方を学ぶことは非常~~~~に大事です。
売る自信があるなら何でも仕入れられるってことですからね。
価格改定で在庫を売り切ろう
Amazonを使った販売において僕せどらーが出来ることは、大きくは4つ
そして、この記事でご紹介する
「適正価格に設定する」
他にも、過剰在庫を避け倉庫料を低く抑える、配送業者を自社便とすることで配送料を抑える等した分を販売価格に還元して競争力を持たせたり、細かいテクニックもありますが、大きくはこの4つです。
その中でも、価格の設定は特に重要で、割く時間も大きいです。
価格改定の頻度
さて、価格改定はどれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?
僕は、1週間に1回価格改定をしています。
商品がロングテールかショートテールかでも変わってきますし、
これといった正解はありませんが、相場の変化やライバルの状況を知る上でも、
改定頻度は多ければ多いほど良いのは明らかです。
仕入れにもフィードバック出来て、良いお勉強になりますよ。
ですが、価格改定にばかり時間を割いていては他の作業が滞ってしまうので、
週に1回としています。
ちなみに、新品ならともかく、
中古品を扱うのであればプライスターの自動価格改定機能はオススメ出来ません。
中古品はCASIの充実度合で販売価格に差が付く為、単純な価格競争とは言えないからです。
詳しくはこの記事を参照して下さい。
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特に!
せどり初心者の方は相場感を身に着ける意味でも、必ず手動で行うようにしてください。
急がば回れってやつです。
やっとくと仕入れで差が付きますよ~!
「あ、この商品〇〇円で売れたやつだ」
「〇〇円じゃ売れないやつだ」
相場感を持ってると、現場でこういうひらめきが必ず有ります。
そして、このひらめきの多い人が、
動画でバリバリ仕入れているようなベテランせどらーって訳ですね。
月当たりの利益率を意識した値付けをしていく
せどりをする上で必ず意識して欲しいのは、売り切るまでの期間です。
常にキャッシュフローを意識して下さい。さもないと資金ショートします。
基本的には、仕入れてから3か月で売り切るようにして下さい。
そこで重要になる指標が利益率/月です。
利益率とは、仕入金額に対する売り上げですね。
しかしながら、一瞬で仕入れた商品が売り切れる訳ではありません。
キャッシュフローを考える上では時間軸の概念が必要です。
そのため、月当たりの利益率を用いるわけです。
月当たりの目標利益率は下表の通りです。
期間 | 利益率 |
1か月目 | 110% |
2か月目 | 165% |
3か月目 | 185% |
例えば、7月に100万円分の商品を仕入れたら、
8月の同日には110万円の売上が立っているようにしようね。
9月の同日には165万円の売上が立っているようにしようね。
3か月目が終わった段階で185万円の売上が目標ですよ。
ってことです。
3か月で売り切ろうとすると、大体このくらいの数字に落ち着くはずです。
僕の経験上導き出した数字ですので、誤差はありますが、大体ね。
この数字に落ち着くように、価格改定を調整してみて下さい。
時には損切も必要
3か月で売り切るつもりで値下げしてきたが、それでも売れ残ってしまった。
こういう商品は必ず出てきます。
そういう時は、セール価格を設定するなりして価格を下げて売り切りましょう。
ビジネスレポートから商品のページビュー数を確認してみて、
数字が悪くなければポイントを付与するのも有効です。
ページビューが著しく低い場合は、仕入れの時点で無理をした可能性も有ります。
モノレートの見方が甘かったのかもしれませんね。
新品が売れているので波形は振れているけど、実は中古は全く売れないない商品だったとか。
防犯カメラとかね。
また、同一商品を異なるASINに出品した可能性も考えられます。
その場合は、売れている方のASINに商品を出品しなおしましょう。
売れない商品は倉庫料を浪費し続けることになりますので、
いつまでも寝かせておかずに売り切りましょう。
最悪の場合は、廃棄処分も辞さない心構えが必要です。
ただし、高利益が見込めるロングテール商品はこの限りではありません!
最後に
価格改定には時間が掛かるものです。
時短と称して楽をするのも結構ですが、自身の成長が伴いませんので、
長い目で見れば時短にはならないと思います。
僕は、仕入れ情報から販売情報までを全てデータベース化し、
グラフにすることで見える化しています。
こうすることで、PDCAを効果的に回すことが出来、素早い成長が可能です。
僕と部活ノリで一緒に仕事をしませんか?