中古品を扱う上で欠かせないのが商品写真です。中古品は一点物ですので、1つの商品につき毎回別のSKUを取り、商品写真を登録しなければなりませんよね。これが中々大変!この記事では、その面倒な写真登録を短縮する豆テクを紹介します。
はじめに
商品数が少なければ、従来通り一品ずつ写真を登録しても良いと思います。今回紹介する方法が真価を発揮するのは、商品数が多いときです。
力のあるせどらーさんだと、一度の仕入れで数十点、場合によっては100点を超える数の商品を仕入れてくると思います。それの写真を登録するだけで、丸々一日潰れてしまうんですよね。
僕も苦労したもんです…(特に僕が)
今回の方法を取り入れてもらえば、写真登録に掛かる時間が劇的に減りますよ。
Amazon出品商品写真を一気に登録 準備編
商品写真に出品者SKUに関連した名前を付ける
まず最初にすることは、写真ファイルに名前を付ける事です。
今回ご紹介する方法で、一番時間が掛かるのがこの作業。逆を言えば、これさえ終われば後は楽チンです。
商品名+(1),(2) というようなファイル名にする
今回は、このタイヤチェーンを例に話を進めていきます。
この商品の出品者SKUはSDRB-1としましょう。
☝SKU:SDRB-1
出品者SKUってなんなの?という方は、こちらの記事をご覧ください。
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この商品写真に名前を付けていきましょう。↓
全て選択して…F2でファイル名を編集と。SDRB-1と…↓
すると、このように一気に名前が変更されます。↓
この作業していていつも思うのが、「撮影時にファイル名を決められるスマホアプリが有ったら便利なのになぁ」ということ。
なんかオススメありません?あったらお問い合わせから教えて下さい(;'∀')
S3に写真をアップロード
続いて、名前を付けた写真ファイルを、S3にアップロードします。
アップロードのオプションを選択します。
下の図の赤枠のところに注目してください。このオブジェクトにパブリック読み取りアクセス権限を付与する。とありますね。
これを選択することで、世界中の全てのユーザーからのアクセスが可能になります。つまり、Amazonからの読み取りも可能となるわけです。
この設定を選択して、アップロードボタンをポチッとしましょう。
アップロードが完了しましたね。
S3上ではアップロードした写真をこのように確認することが出来ます。サムネイルが無いので、商品名がすぐに分かるSKUを付けておかないと、写真が迷子になりがちなので注意が必要です。
写真のプロパティを見てみると、オブジェクトURLが見れますね。このURLを入力すると、この写真にアクセスが出来るわけです。
オブジェクトURLは、ファイル名を除き共通です。ファイル名の部分を他の商品のファイル名に換えてやれば、その商品画像に飛ぶURLになるわけです。何を言っているのか分からないと思いますのでもうちょっと詳しく説明します。
下の画像で言えば、URL中のSDRB-1+(1)の部分。これをSDRB-1+(2)にしてやれば、SDRB-1+(2)のURLとなるわけです。
次は、これを利用してULR貼り付け元となるExcelシートを作成していきます。
貼り付け元となるExcelファイルを作成
Excelを立ち上げ、今回写真登録をしたいSKU毎に、URLを書き起こします。
計算式を使うと早いですよ。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/●●●/●●●/●●●/出品者SKU+(1).JPG
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/●●●/●●●/●●●/出品者SKU+(2).JPG
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/●●●/●●●/●●●/出品者SKU+(3).JPG
…
といった感じで、Excelでパパっと作っちゃいましょう。便利だなぁExcel。
出品ファイル(L)をダウンロードして編集
Amazonからダウンロードできるファイルとしては、在庫ファイルを除いて最も大きなファイルでしょう。出品ファイル(L)をダウンロードしましょう。
セラーセントラル>在庫>アップロードによる一括商品登録>在庫ファイル(画面の下の方にあります)
ファイル名のところに色々あるんですけど、どこでも良いので押してください。
すると、小窓が開きますので、その中ほどにある出品ファイル(L)というものをダウンロードしてください。
次に、このファイルに、先ほど作ったURLを貼り付けます。
こんな感じになります。出品者SKUと写真URLのところだけ入力されていればOKです。
他のセルをいじると、情報上書きされます。
せっかく登録した商品コンディション説明とか消えちゃうかもしれないので、いじらないようにしましょう。ちなみに、この出品ファイルを使うと、一度出品した商品のコンディションも変える事が出来てしまいます!ただし、バグが起こってテクニカルサポートのお世話になるハメになるんですけどね(笑)
絶対にいじらないようにしましょうね!
Amazon出品商品写真を一気に登録 実践編
完成した出品ファイル(L)をアップロード
前の章で作った出品ファイル(L)をアップロードしましょう。
セラーセントラル>在庫>アップロードによる一括商品登録>在庫ファイルのアップロード
手順2ーファイルをアップロードからファイルをアップロードしてみましょう。
しばらくしてエラーが出てなければ完了
これだけです!
完了したら、商品写真が登録されているかチェックしてみましょう。
レポート上「完了」ステータスとなっていても、実際に写真がアップロードされるまでには時間が掛かるようで、件数が多ければ数十分なんてことも!コーヒーでも飲んで気長に待ちましょう。
商品写真を一気に登録 よくあるエラー
正しく出品ファイル(L)が作られていない場合、エラーが出ます。
セラーセントラル>在庫>アップロードによる一括商品登録>アップロードステータスの確認
からアップロードの状況が確認できます。エラーレポートもここで見る事が出来ますよ。
S3の公開設定をしていない
よくあるエラーがこれ。
S3で公開設定をしたはずなのに、なぜかされていないという事が散見されます。もしかしてS3側のバグなのかな?フォルダごと公開にすると起きる印象が有るんですが、正確な発生条件は不明です。
このエラーが出た場合、再度S3で公開設定をしてみましょう。しょっちゅう出るエラーですが、これで解決しなかったことはありません。
URLが違う
Excelシートの作り間違いです。
URLを確認してみましょう。計算式が間違っているかもしれませんよ。
ファイルに余計な文字が入っている
写真をアップロードするだけなら、SKUと写真URLだけを出品ファイル(L)に入力すれば良いのですが…
他のセルに何らかの文字が入ることでエラーが出ます。
おわりに
いかがでしたか?
今回紹介した方法で、ガッツリ時短しましょう!
空いた時間で、タカの動画を観るのがオススメですよ(笑)