Amazon販売を行っていると必ず1度は経験するAmazon保留攻撃。
最大で2週間もAmazonに表示されなくなる為、損失は非常に大きいです。
今回の記事ではAmazon保留攻撃の実態と対処法について解説していきます。
Amazon保留攻撃とは
Amazon販売を長くやっている方はご存知かと思います。
商品が注文された後、保留状態のままいつまでも注文確定にならず、一定期間後に注文がキャンセルされるものです。
もちろん、注文保留状態の商品はAmazonに出品されない為販売機会を失います。
その期間は最長2週間にもなる為、大きな損失となります。
Amazon保留攻撃の特徴
保留攻撃か一般購入者かを判断するポイントは4つです。
全在庫を購入される
保留攻撃をしてくるのは基本的に同一商品を扱っている別のセラーです。
自分の商品を売りたいが為に、他の出品者の商品を注文保留状態にして商品ページから排除します。
その為、基本的に他のセラーが持っている全ての在庫を注文保留状態にします。
逆に1個以上在庫が残るような注文は一般購入者である可能性が高いです。
同一人物からの注文
同一商品を扱っている別のセラーからの注文である為、1人から大量注文が入ります。
在庫が10個あったとして1回の注文で10個全て購入された時は保留攻撃を疑いましょう。
出品者が多く値下がり傾向である
保留攻撃を受ける商品の特徴として、出品者が多く値下がり傾向であることがあります。
保留攻撃をするセラーは売り上げが少ない新米セラーがほとんどなので、値下がり傾向に焦り、保留攻撃という違反をしてでも売り切ろうとしてきます。
出品者が一気に減っている
保留攻撃を受けた場合、他にも被害者がいる可能性が高いです。
その為、モノレートを確認し出品者の増減を確認しましょう。
一気に出品者が減っている場合、保留攻撃である可能性が高まります。
Amazon保留攻撃への対応方法
保留攻撃だと思ったら、Amazonカスタマーサービスに保留攻撃を受けた旨連絡をしましょう。
注文のキャンセル依頼を行えばAmazonがキャンセルしてくれます。
注意点として、間違って一般の購入者であった場合悪い評価が付く可能性があります。
Amazon保留攻撃の対策
現在、保留攻撃を確実に防ぐ対策はありません。
Amazon側も対策をしてくれず保留攻撃を行うセラーが野放しになっている状況です。
しかし、確実ではありませんが有効な対策が2つあります。
個数制限
個数制限とは1人のお客様が買える商品数を制限する機能です。
これをやっておくことで全在庫の買い占めを防ぐことができます。
step
1「詳細の編集」を選択
Amazonセラーセントラルの在庫管理画面で個数制限をかけたい商品の右側の「詳細を編集」を選択します
step
2「最大注文個数」の設定
商品詳細画面に移動後、下へスクロールし「最大注文個数」欄に1人のお客様が買える最大商品数を入力します。
step
3保存して終了
入力が完了したら、「保存して終了」を選択します。
支払方法の変更(自己発送商品のみ)
購入者の支払い方法の選択肢から代金引換、コンビニ決済を利用不可にする方法です。
保留攻撃でよくあるパターンがコンビニ決済を指定され、支払期限(7日間)までに支払いされずキャンセルとなるパターンです。
ただ、FBA商品は全ての決済方法が利用可能となってしまう為、この対策は出来ません。
step
1"出品用アカウント情報"の選択
セラーセントラル管理画面より右上の「設定」>「出品用アカウント情報」を選択します。
step
2"支払い方法の設定"を選択
「出品用アカウント情報」内の「支払い方法の設定(コンビニ払い / 代金引換)」を選択します。
step
3支払い方法の設定
「支払い方法の設定」ページの「代金引換を有効にする」及び「コンビニ決済を有効にする」を選択しOFFにし、「送信」を選択します。
まとめ
確実に防ぐことが難しいAmazon保留攻撃ですが、対策することである程度は防げます。
セラー同士で潰しあっても何一つ良いことが無い為、やるセラーがいなくなれば一番良いのですが中々そうはいかないようです。
Amazon保留攻撃は違反行為ですので、みなさんは絶対にやらないで下さい。
そんなことをやらなくてもしっかりノウハウがあれば、ちゃんと売れていきます。