Amazonビジネスとは、Amazonが提供する法人向けのECサービスです。企業に限らず、学校や病院などのいわゆる「大口顧客」が利用するAmazonビジネス。我々セラーとしては、このサービスを使わない手はありません。この記事では、Amazonビジネスの使い方について解説します。
今回お伝えしたいことはこれだけです。
Amazonビジネスは使い得!登録してないなら今すぐ登録!
でも、これだけで終わっちゃうと、ブログ的にどうなの?って感じなので、なぜ使い得なのか、なぜ今すぐ登録するべきなのかを解説していきます。
Amazonビジネス 概要
Amazonビジネスって一体なに?
Amazonが提供する法人向けのサービスです。
僕が普段Amazonでお買い物する時に使うのは一般アカウントですが、法人向けのアカウントっていうのも存在するんですよ。
取扱っている商材も仕事で使いそうなものばかり。なんだろう…モノタロウみたいな感じ?っていうのかな。皆さん知ってます?モノタロウ。あれのAmazon版って感じです。
上の画像は、Amazonビジネスのトップページなんですけど、ちょっと雰囲気違いますよね。
Amazonビジネスには、法人価格と数量割引というお得な特典があります。
いっぱい買うからその分値引きっていう感じですね。
他にも、請求書払いに対応していたり、購買分析が出来たりと、法人にはうれしい機能が付いてくるんです。
もちろん!そういった機能は、全てAmazonが管理してくれているので、Amazonビジネスに登録することで僕セラーが被る面倒ごとっていうのは有りません。Amazonさん本当にありがとうございます(笑)
Amazonビジネスのお客様の特徴
一般アカウントと法人アカウントの一番の違いは、買い物のボリュームです。
個人の買い物であれば、数十本のペンを買ったり、何箱もの雑巾を買ったりしないじゃないですか。ところが、法人様となれば話は別。ケースでドンッ!という買い方をされるのが特徴です。
個人では考えられない量の商品を一気に買われるので、気持ちが良いです(笑)
Amazonビジネス 使う利点
いっぱい買ってもらえる
利点は先に述べた大量買いにあります。
一撃がデカいです。え?詰め替え用の使い捨て布巾こんなに買うの?と思ったら大体法人さんですもんね。
ペット用品や、ベビー用品もビジネス需要有るみたいです。色んなお仕事ありますもんね。何が売れるか分かりませんね!
リピーターが付きやすい
履歴から商品を購入してくれることが多いのか、リピートが多いのも特徴です。在庫を切らさずに入れ続ければ、Amazonでもしっかりリピーターさん作れるんですよ!
これは正直意外でした。
でも、よく考えると納得。そういえば、自分たちも注文履歴から商品発注すること多いなぁって。プリンター用のインクとかは特にそうなんじゃないかな?定期的に買うし、商品数が多すぎてイチイチ検索するより履歴から追っかけた方が早いですからね!
購入する人の行動分析をするのも、売る側として大切なことですねぇ。
デメリットが無い
やらない理由が無い事もメリットの一つと言えるのではないでしょうか。
このAmazonビジネス出品プログラムなんですが、なんと登録に費用は一切かかりません!
使い方もメチャクチャ簡単で、登録も一瞬で終わってしまいます。
使わない理由が全くないんです。法人のお客様の目について、何か不都合があるでしょうか?ありませんよね?お客様は多いに越したことはないですよね(笑)
さて、次は登録から使い方までの解説を致します。
Amazonビジネス 登録から販売まで(めっちゃ簡単)
登録の仕方
Amazonセラーセントラルの右上にある [設定] から [出品用アカウント情報] を選択。
画面左側にある、サービスの管理を押すと、Amazonビジネス出品者の登録という項目が有るので、チェックボックスにチェックを入れて、登録ボタンを押しましょう。
登録はこれだけです。
メチャクチャ簡単でしょ?
使い方
Amazonビジネス出品者に登録すると、在庫管理画面が少し変化があります。
在庫管理画面には、ステータス、在庫、SKU、商品名、作成日、在庫有り、手数料見積もり額…と項目が並んでいますが、この中に法人価格という項目が追加されるんです。
といっても、言われなかったら気が付くのに1週間くらいかかるレベルの、見た目には小さな小さな変化なんですけどね。
販売価格とは別に、ここに法人価格を入力すると、Amazonビジネスでの販売がはじまります。
それから、数量割引という機能も使えるようになります。
沢山買ってくれたら割引しますよ~!
法人向けに大口割引の設定をすることが出来るんですよ。
2点で1%、5点で3%、10点購入なら10%OFFしますよー!という具合ですね。
まとめ買いを促して、大量購入してもらいましょう!
Amazonビジネス 使いにくい点
使い得なのは間違いないけど、ここは改善してほしいな
Amazonビジネスは、デメリットが無く使い得な機能なのは間違いありません。
登録がお済みでないのなら、こんなブログ読んでないで今すぐ登録しましょう(笑)
デメリットなく販売力が上がるので嬉しいんですが、一つだけ不満な点があります。
それが、競合他店の法人販売価格が分からない事です。
在庫管理画面を見てほしいのですが、画面左側に最低価格+配送料という項目がありますよね?この項目では、同一商品を販売する競合他店のうち最低の価格を表示してくれているんです。中古品を扱う場合バリューに対する値付けが出来るので、あまり気にならない項目ではありますが、新品を扱うなら一番気になる項目がこれです。物販するなら、競合の価格気になりますよね?!どうせ同じ商品なら価格の安い方から買うのって、消費者心理として当たり前のことじゃないですか。
ところが、Amazonビジネスでは、この競合の価格をパッと調べる事が出来ないんです。どうしても知りたいなら、購入アカウントを作成して実際にカートに入れてみるしかない。
めちゃくちゃ面倒くさいんです。
Amazonという会社が成功したのも、店舗間の激しい価格競争あってこそだと思うんで、この仕様は正直驚きました。
え?価格競争させないの?って。あまりにも信じられなかったので、テクニカルサポートにも問い合わせたほどです。
問い合わせに対するAmazonさんの回答(一部抜粋)
法人価格の参照につきまして
出品中商品の最低法人価格を確認する機能は、現時点では提供がございません。
上記機能につきましてはサービスの実装はされておりませんが、今後の改善点として検討のうえ、質の高いサービスならびに、より便利なサイトを提供できるよう努めて参ります。
マジで無いんですよ…
自分は本当に競争力のある値付けが出来ているのか、簡単に調べる事が出来ないんです。
そうなってくると、月に何個売れるかなっていう試算が難しくてしゃーない。
お客様目線で考えても、競争原理が働きにくくなるからマイナスでしかないと思うけどなぁ。
ここだけは改善して欲しいですね!